ポケットWiFiの選び方完全ガイド|自分に合ったプランと機種の選び方
- 株式会社 デザイノ
- 8月12日
- 読了時間: 15分

▶︎1. ポケットWiFiとは?仕組みと特徴を知ろう

1.1 ポケットWiFiの基本構造と仕組み
ポケットWiFiは、持ち運び可能な無線通信端末のことです。スマートフォンやノートパソコン、タブレットなどをWiFi接続することで、どこでもインターネットにアクセスできるようになります。
仕組みはシンプルで、モバイル回線(4Gや5G)を受信して、WiFi信号として周囲のデバイスに再配信します。つまり、基地局からの電波を中継して、WiFiルーターの役割を果たす小型端末です。
たとえば、外出先のカフェや車の中でも、スマホのギガを使わずにタブレットで動画を観たり、パソコンでオンライン会議をしたりできます。
主な構成要素
ポケットWiFiは、以下の要素から構成されています。
SIMカード(またはクラウドSIM):回線を利用するために必要
バッテリー:充電式で連続使用は6〜12時間程度が一般的
通信モジュール:4G/5Gなどの電波を受信
WiFiアンテナ:接続機器へWiFi信号を飛ばす
通信回線と対応バンド
端末によっては、国内3キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)の電波に対応しているものや、クラウドSIM方式で自動接続先を選ぶタイプもあります。
対応バンド(周波数帯)が多いほど、エリアが広く速度も安定しやすいのが特徴です。
ポケットWiFiは、外でもWiFi接続を可能にする便利な小型ルーターです。
1.2 モバイルルーターとスマホテザリングの違い
ポケットWiFiを検討する際に、「スマホのテザリングで十分じゃないの?」と感じる人も多いです。たしかにスマホ1台でWiFi代わりになる機能があるなら、わざわざモバイルルーターを契約する意味があるのか疑問になりますよね。
ここでは、ポケットWiFi(モバイルルーター)とスマホテザリングの違いと使い分けのポイントを詳しく見ていきましょう。
接続の安定性と同時接続台数
ポケットWiFiは、WiFi専用機器として設計されているため、複数台の同時接続でも安定した通信が可能です。機種によっては10台以上の端末を一度に接続できるものもあります。
一方、スマホのテザリング機能は最大でも5台前後が限界で、接続が増えると通信速度が不安定になったり、バッテリー消費が急激に増えたりすることがあります。
バッテリーの持続時間と発熱
ポケットWiFiは、通信に特化した端末なのでバッテリー持続時間が長く、熱を持ちにくい構造です。通常、1回の充電で8時間前後は連続利用できます。
スマホでテザリングを続けると、端末が発熱しやすくなり、30分〜1時間ほどでバッテリーが半分以下になることもあります。通信中にバッテリーが切れると、当然ながらWiFi接続も中断されてしまいます。
通信制限や料金面の違い
スマホのテザリングは、契約プランによっては1か月で10GBまでなどの制限がある場合が多く、追加料金が発生するケースもあります。
ポケットWiFiの場合、専用プランが用意されていて、大容量や無制限プランも選びやすいのがメリットです。たとえば、限界突破WiFi IIでは1日最大33GBまで高速通信が可能で、スマホの通信制限よりもはるかに自由度があります。
こんな違いに注意しよう
よくある失敗例とその対策は次の通りです。
スマホテザリングで仕事をしていたら、途中でバッテリーが切れた
→ ポケットWiFiなら長時間の作業でも安心です。
同時にタブレットとパソコンをつなげたら、急に遅くなった
→ モバイルルーターは同時接続に強く、安定性が違います。
追加料金がかかって結局高くついた
→ ポケットWiFiは通信専用だから、定額制で管理がしやすいです。
スマホテザリングは一時的な利用に便利ですが、日常的にネットを使うならポケットWiFiが断然おすすめです。
1.3 ポケットWiFiのメリット・デメリット
ポケットWiFiは、外出先でも手軽にネット接続できる便利なアイテムです。しかし、メリットだけでなく、使い方によっては不便に感じることもあります。ここでは、利用前に知っておきたい長所と短所を具体的に見ていきましょう。
ポケットWiFiの主なメリット
以下のような点が、ポケットWiFiを選ぶ大きな理由になります。
外出先でも高速通信が可能
出張先や旅行中でもスマホ・パソコンをサクサク接続できます。通信速度は最大150Mbps以上の端末もあり、動画視聴やオンライン会議にも対応できます。
月額が定額でコスパが良い
定額プランならデータ量を気にせず使えるため、月末のギガ不足に悩まされることがなくなります。
複数台接続できる
家族や仕事仲間と共有しやすく、テザリングよりも安定して使えます。
スマホのバッテリー節約になる
テザリングのようにスマホ本体に負荷がかからないので、スマホの電池の持ちも良くなります。
ポケットWiFiのデメリット
一方で、以下のようなデメリットもあります。
電波が弱い場所では接続が不安定になる
地下鉄や山間部、高層ビルの中などでは通信が不安定になることも。エリア確認は必須です。
端末の充電を忘れると使えない
ポケットWiFiも電化製品なので、バッテリー残量がゼロだと通信できません。毎日の充電が欠かせません。
完全無制限ではないケースがある
「使い放題」と書いてあっても、実際は1日○GB制限などが存在する場合が多く、注意が必要です。
ポケットWiFiには、便利さと引き換えにいくつかの注意点もあります。用途に応じて使い方を見極めることが大事です。
▶︎2. ポケットWiFiの選び方のポイント

2.1 通信速度と安定性で選ぶ
ポケットWiFiを選ぶうえで、通信速度と安定性は最重要ポイントです。どれだけ料金が安くても、遅くてつながりにくければ意味がありませんよね。
動画視聴やオンライン会議、ファイルの送受信など、用途によっては「速度が出ない」「途切れる」といった不満が大きなストレスになります。
通信速度の見方と基準
ポケットWiFiの通信速度には「理論値」と「実測値」があります。
理論値:最大150Mbps〜1Gbpsなど。これは最良の条件下での最高速度。
実測値:実際の利用環境で出る速度。10〜30Mbps出れば十分に快適。
たとえば、YouTubeの高画質動画視聴には5〜10Mbps程度が必要とされています。
日常的な利用では「実測20Mbps以上」ならかなり快適です。
安定性を左右する3つの要素
通信の安定性を確保するには、次の3点に注目してください。
対応バンドの多さ
→ 複数の電波に対応している端末は、つながりやすく途切れにくいです。
クラウドSIM対応かどうか
→ 複数キャリアの回線を自動で切り替えて、最も電波が強い回線に接続します。
回線混雑の少なさ
→ 大手キャリア回線や、混雑しにくい時間帯に強い設計の端末は安定します。
限界突破WiFi IIやホリエのWiFiは、これらを兼ね備えたモデルとして人気があります。クラウドSIM対応で、4キャリアから最適な回線を自動で選ぶため、都市部から郊外まで幅広く安定した接続が可能です。
快適にネットを使いたいなら、「速さ」より「安定性」に目を向けることがポイントです。
2.2 データ容量と制限条件を確認
ポケットWiFiを選ぶとき、通信速度と並んで重要なのが「データ容量」です。どんなに速くても、使えるデータ量が少なければ、すぐに制限がかかって快適さは半減します。
特に動画視聴やリモート会議が多い人は、どれくらい使えるのか・制限はあるのかをしっかり確認しておく必要があります。
プランによって異なるデータ容量
ポケットWiFiのプランには、以下のような種類があります。
完全無制限タイプ:月間制限なし(実際には速度制限の条件あり)
1日または3日で制限ありタイプ:例:1日3GB、3日で10GBを超えると低速化
月間〇〇GBタイプ:月100GB、月200GBなどで明確に上限が決まっている
たとえば、限界突破WiFi IIは「1日最大33GBまで高速通信」という明確なルールがあります。つまり1日あたりの利用上限は大きいですが、使い過ぎるとその日のうちに制限がかかる可能性があります。
よくある制限条件に注意
「使い放題」と書かれていても、実際には細かな制限がある場合が多いです。確認すべきポイントはこちらです。
一定の通信量を超えたときの速度制限条件
制限後の速度(例:128kbpsや1Mbps)
制限解除までの時間(例:翌日まで/3日後まで)
多くの人が「無制限」と見て安心し、あとから制限に驚くケースが少なくありません。
データ消費の目安
どれくらいのデータ量を使うのかイメージできない人は、以下の表を参考にしてみてください。
利用内容 | データ消費量の目安 |
Web閲覧(1ページ) | 約300KB |
メール送受信 | 約100KB/通 |
YouTube(高画質) | 約1.5GB/1時間 |
Zoom会議(1時間) | 約1〜2GB |
アプリのDL | 数百MB〜数GB |
このように、動画や会議は1日数GB単位で消費されることが多く、ライトユーザーかヘビーユーザーかで適した容量は大きく変わります。
自分の使い方に合ったデータ容量を選ぶことで、ストレスのないネット環境が手に入ります。
2.3 月額料金と契約期間のバランス
ポケットWiFiを選ぶうえで、毎月の支払い金額や契約期間の条件はとても大事です。安く見えても、トータルで考えると割高になることもあるので、注意深くチェックする必要があります。
月額料金だけで判断しないことが大切
「月額○○円〜」という広告はよく見かけますが、その金額はキャンペーン適用後の一時的な価格であることも。契約後に料金が上がるケースもあるため、実質総額を確認することが大事です。
よくある料金の構成要素には次のようなものがあります。
基本料金(月額3,000〜5,000円程度が相場)
端末代(分割で月額に上乗せされていることが多い)
オプション費(セキュリティ・補償など)
解約金や違約金の有無
「ホリエのWiFi」や「限界突破WiFi II」などは月額固定でわかりやすい料金設計となっており、長期利用でも安心しやすいのが特徴です。
契約期間と解約ルールも重要
月額が安くても、契約期間が長くて解約金が高額だと、途中解約しにくくなります。よくあるパターンは以下のとおりです。
2年契約・3年契約が基本で、途中解約は9,000円〜20,000円の違約金
自動更新型プランで、解約可能な月が限られている
「縛りなし」プランでも月額が高く設定されている
最近では契約期間の縛りなしや、解約金ゼロのプランも増えてきていますが、契約前には必ず内容を確認しましょう。
2.4 利用シーン別に適したタイプを知る
ポケットWiFiは、利用目的によって最適な機種やプランが大きく異なります。自分の使い方に合わないものを選ぶと、使いづらかったり、無駄な費用がかかったりすることも。
ここでは、代表的な利用シーンごとに適したポケットWiFiのタイプを紹介します。
自宅のネット代わりに使う場合
安定性と速度重視のクラウドSIMタイプがおすすめ
長時間使うため、バッテリー容量が大きく、AC接続対応の機種が便利
1日数GB〜月100GB以上の大容量プランが安心
限界突破WiFi IIのように1日33GBまで使えるタイプは、自宅用としても十分なスペックがあります。
出張や外出時のサブ回線として使う場合
軽量で持ち運びやすい小型機種が理想
毎日は使わないので、契約期間なし・短期プランが使いやすい
月30〜50GB程度あれば十分
ホリエのWiFiは、端末がコンパクトでビジネス利用でも持ち運びに適した設計になっています。
動画視聴・ゲーム用として使う場合
高速通信に対応した5Gまたは高速4G端末が必要
データ消費が多いため、完全無制限タイプまたは1日10GB以上のプランが望ましい
通信の遅延が少ないものを選ぶ
速度と安定性のバランスが取れたポケットWiFiなら、ストリーミングやオンラインゲームでも快適に使えます。
海外でも使いたい場合
クラウドSIMに対応しているかを必ず確認
対応国や料金体系をチェックしておくことが大切
国によっては追加SIMやオプション申請が必要な場合も
ホリエのWiFiは、海外でもそのまま利用できる仕様になっており、出張や旅行の多い人に便利です。
▶︎3. 人気のポケットWiFi機種を比較

3.1 限界突破WiFi II の特徴とおすすめポイント
限界突破WiFi IIは、大容量通信と広範囲な通信エリアに対応したポケットWiFiです。特に通信量の多いユーザーから支持されています。
主なポイント
1日最大33GBの高速通信が可能
クラウドSIM採用で4キャリア自動切替
国内外で使えるグローバル対応モデル
同時接続は最大10台・連続使用時間12時間
これ1台で自宅・外出先・海外まで幅広く活用でき、動画視聴やビジネス利用にもぴったりです。
特に「1日33GB」の通信上限は、他機種と比べて圧倒的に余裕があります。
3.2 ホリエのWiFiの魅力と注目ポイント
ホリエのWiFiは、シンプルでわかりやすい料金体系と安定した通信エリアで、幅広いユーザーに支持されています。
主なポイント
月額4,180円(税込)で定額料金
4キャリア対応のクラウドSIMで全国エリアに強い
最大10台まで同時接続可能
海外でもそのまま使える(151以上の国とエリアに対応)
使いやすさとコストパフォーマンスのバランスが取れており、ビジネス利用や海外旅行にも最適です。
シンプルな料金プランと高いエリア対応力が魅力的です。
3.3 その他主流機種との違いを比較
ポケットWiFi市場にはさまざまな機種があり、それぞれに特徴があります。他の主流機種と比較して、限界突破WiFi IIとホリエのWiFiがどのように異なるかを簡単にまとめます。
比較ポイント
通信容量
限界突破WiFi II:1日最大33GB
ホリエのWiFi:容量制限なし(ただし速度制限あり)
料金
限界突破WiFi II:月額料金が若干高めだが大容量プラン
ホリエのWiFi:月額4,180円の定額プランで安定
回線の自動切り替え
両者ともクラウドSIM対応で、エリアに応じた自動接続が可能
海外利用
両者とも海外利用対応だが、利用可能エリアや料金が異なる場合がある
限界突破WiFi IIは大容量が必要な人向け、ホリエのWiFiはコスト重視のユーザー向けです。
▶︎4. ポケットWiFi選びでよくある失敗と対策
4.1 「安さ」だけで選ぶ落とし穴
ポケットWiFiを選ぶ際に「月額料金が安いから」と安易に決めるのは危険です。安いプランには意外な落とし穴が隠れていることがあります。
よくある落とし穴
通信速度が遅くなる可能性
安価なプランは、速度制限や低速モードが多く、実際の使用感が悪くなることがある。
契約期間の縛りが長い
契約更新月に解約しないと高額な違約金が発生する場合がある。
通信量制限が厳しい
安いプランには、1日や月単位でデータ量制限が厳しく設けられていることが多い。
サポートや補償が不十分
サポートが弱く、故障時やトラブル対応が遅れる場合がある。
安さだけで選ばず、速度やサポート内容、データ容量も確認することが大切です。
4.2 通信エリアの確認不足による後悔
ポケットWiFiを選ぶ際に、通信エリアの確認を怠ると後悔することがあります。特に契約後に「思ったより使えない場所が多い」と感じることがあります。
よくある失敗例
地方や郊外で圏外になることが多い
主要都市には強いが、地方では圏外や速度が遅くなる場合がある。
建物内や地下で接続が不安定
高層ビルや地下では電波が届きにくいことが多い。
エリアごとの対応キャリアの違い
クラウドSIM対応でも、地域によって最適な回線が異なり、つながりにくいことがある。
解決策
事前に提供エリアの確認を必ず行う
レビューや口コミで、実際の使用感をチェックする
エリアチェックを怠ると、せっかく契約しても使えないエリアが多くなる可能性があります。
4.3 サポート体制の見落とし
ポケットWiFiを選ぶ際、料金や性能だけでなくサポート体制を確認することが重要です。問題が発生したときに対応が遅かったり、サポートが不十分だと非常に困ることがあります。
よくある失敗例
サポートが電話対応のみで使いにくい
問い合わせをしたいときに、メールやチャットサポートがない場合、非常に不便です。
修理・交換対応が遅い
端末が故障しても、対応が遅くて長期間使用できない場合がある。
FAQやマニュアルが不十分
初期設定やトラブルシューティングに役立つ情報が不足していることが多い。
解決策
事前にサポート方法(電話、チャット、メールなど)を確認しておく
修理・交換のポリシーや対応時間もチェックする
サポート体制が整っているか確認しておくことで、問題発生時に安心して対応できます。
4.4 解約金や契約縛りに注意
ポケットWiFiを選ぶ際、解約金や契約期間の縛りをしっかり確認しておかないと、後で大きな出費になってしまうことがあります。
よくある失敗例
2年契約で途中解約すると高額な違約金
2年契約が基本ですが、途中解約で9,000円〜20,000円の違約金が発生する場合があります。
自動更新プランに気づかず契約更新月を逃す
自動更新され、次の解約可能月を逃すと、再度高額な違約金が発生します。
解約金免除プランを誤解して契約
例外的なケース(解約理由が特定の場合のみ免除)を勘違いし、通常は解約金が発生することも。
解決策
契約前に解約金や違約金の規約を必ず確認
自動更新の有無や解約可能期間もチェックする
解約時に不必要な費用を避けるため、契約条件をしっかり確認しておくことが大切です。
▶︎5. まとめ:自分に合ったポケットWiFiを見つけよう
ポケットWiFiを選ぶ際には、自分の利用シーンに最適な機種やプランを選ぶことが大切です。以下のポイントをおさらいし、自分にぴったりのポケットWiFiを見つけましょう。
ポイント
通信速度と安定性を重視
快適なインターネット環境を維持するため、安定した通信回線と速度が必須です。
データ容量の確認
大容量や無制限プランは、動画やゲームをよく利用する場合に最適です。
契約期間と料金体系の確認
定額プランや契約期間をしっかり確認し、追加料金や解約金の条件にも注意を払いましょう。
エリア対応をチェック
利用するエリア(自宅、出張先、海外など)に応じて、対応エリアやキャリアを確認しましょう。
よくある失敗を避けるためには
自分の利用シーンに最適な容量や速度を選ぶ
サポート体制や解約条件も忘れずに確認
事前に口コミやレビューをチェックして、他のユーザーの体験も参考にする
これらのポイントをしっかり押さえて、自分に合ったポケットWiFiを選びましょう。
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